シャーマン初期型

タミヤ ミリタリーミニチュアシリーズ No.190 1/35
アメリカM4シャーマン戦車 初期型 製作:セモベンテ様
シャーマンの中でも最初に正式化されたM4を、1944年のイタリア戦線迷彩で作りました。
MM35347アメリカ戦車兵セットを添えて、ガレキの散らばる街中のビネット仕立てとしました。





●組み立て
砲塔や車体の広い面をタミヤセメントと固めのブラシで荒しました。
汚しの段階でウェザリング塗料が凸凹に引っかかり微妙な影が表現されるのを期待しての加工です。
特に砲塔は鋳造の表現をする為、荒く加工しました。
0.3ミリ真鍮線で、砲塔ペリスコープガード、各部ハッチ取っ手、M2マシンガンキャリングハンドルを作りました。
車載工具留めベルトを0.2ミリ厚プラ板で作りました。
●基本塗装
1.下地としてクレオスMr.マホガニーサーフェイサー1000スプレー。
2.傷色としてタミヤアクリルXF-49カーキ。
3.シリコンバリアー吹き付け。
4.XF-62オリーブドラブ、XF-89ダークグリーン2、XF-71コクピット色でカラーモジュレーション塗装。
5.精密ワイヤーブラシやデザインナイフ、スポンジやすりで剥がすと下地のカーキ色が露出して傷になります。
6.アクリル半艶コートで保護。
7.ヘアスプレー。
8.練り消しゴム状の物でマスキング、境界をはっきりさせた迷彩をXF-88ダークイエロー2で塗装。
9.水を付けた筆でなぞり、迷彩色が傷んで剥げた状態を表現。
10.光沢トップコート吹きつけ


●アンテナ
0.4ミリ真鍮線で作成。
実物は三本継ぎで、接続が判別できるようそれぞれ端部が色分けされている。
小さく切ったマスキングテープを巻き、それを表現しました。
アンテナ留めワイヤーは0.1ミリの銅線。


●車載荷物
キット付属の小物、タミヤアクセサリーキット、樹脂粘土の自作品などを配置。
防水シートはタミヤエポパテを伸ばして作りました。
布バック類はアクリル下地にウエザリングカラーで染めて濃淡を付けました。

●フィギュア
タミヤMM35347アメリカ戦車兵セットの一体。
キット内の他のフィギュアの右手首を移植し、ワイン瓶を持たせました。
タミヤアクリルで塗りわけたあと、顔肌部分と服の陰影を油彩で書き込みました。
乾燥後、ラッカーコートを吹いて完全に艶を消します。




●フィルタリングとスミ入れ
クレオスウェザリングカラーにて行いました。
ホワイト、イエロー、ステインブラウンなど点付けし全体にフィルタリング。
縦方向の筆運びを意識すると自然な色ムラになります。
スミイレ、ピンウオッシュは溶剤で薄めたグランドブラウンを使い、ピンポイントに置いてゆきます。
雨汚れ、オイル垂れはグランドブラウン、ステインブラウンを使います。


●デカール
基本塗装後に貼り付け、デカール表面にクレオスMr.マークソフターを多めに塗ります。
ソフターでデカールがシワシワになり、かなり柔らかくなりますが、乾燥するまで一晩触らぬよう放置。
●覆帯
付属のベルト式覆帯を使用。
マホガニーサーフェイサーのあと、アクリルラバーブラック色を吹きつけ。
金属部をウエザリングカラーステインブラウンで染め、凹み部にクレオスウェザリングペーストを塗り、固めの筆で突いて凸凹のテクスチャーを付けます。
●泥汚れ
ウエザリングペーストを塗り、溶剤で湿らせた筆でぼかします。
下部、泥の積もる部分はペースト乾燥のピグメントを盛って表現しました。
各部にかぶった砂も自作ピグメント。


●石畳ベース
スチレンボードをケガいて作成。モデリングペースト、ウエザリングペーストで色付け。
ピグメントを散らし、ホコリとしました。
●飾り台
杉の内装材を使用サイズに切り出し、との粉で目止め、400番ペーパーで整え水性ニスで塗装。
乾いたら400番ペーパーで砥ぎ、再び水性ニスで塗ります。
立ち上がり部分は1ミリ厚のバルサ材。
●ネームプレート
レーザープリンターにて汎用ステッカーに印字し、プラ板に張り付け。
2ミリ厚アクリル板をかぶせてプレートとしました。


コメントの投稿
明けましておめでとうございます
こちらこそよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
明けましておめでとう御座います。
昨年はお世話になりました、今年も色々とお手数おかけしますが、お世話になりたいと思っています。
ブログ編集年末にありがとうございました。
ケースに飾ってもらえるよう引き続きがんばります。
昨年はお世話になりました、今年も色々とお手数おかけしますが、お世話になりたいと思っています。
ブログ編集年末にありがとうございました。
ケースに飾ってもらえるよう引き続きがんばります。