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ドイツ戦車 パンサーD型(ギャラリー72)

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タミヤ MMシリーズ345 ドイツ戦車 パンサーD型
    《第39戦車連隊 第52戦車大隊 第7中隊所属車両745号車 1943年7月クルスク戦線》
製作:セモベンテ様
タミヤMMシリーズ345パンサーD型に連結式履帯セット・エッチンググリルセット・メタル砲身を加えたMMシリーズ50周年スペシャルキットを作成しました。






ドイツ側約2,800輌、ソ連側約3,000輌の合計約6,000輌の戦車が戦闘に参加し、「史上最大の戦車戦」として知られている1943年7月からのクルスク戦車戦をイメージし、草原のビネットに仕立てました。

組み立て
シュルツェンを一部脱落させた以外はキット付属の連結式履帯、グリル金網エッチング、メタル砲身を使いストレートに
組み立てました。
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基本塗装
組み立て後、下地色としてクレオスMr.マホガニーサーフェイサーを吹き、乾燥後Mr.シリコンバリアーを筆で塗りました。
シリコンバリアを乾燥させ、タミヤアクリルにて基本色イエロー(XF-59デザートイエローとXF-60ダークイエローを1:1)
をエアブラシで吹きました。
基本色をドライヤーで乾燥させ、その上にヘアスプレーのケープハードを缶から直接吹き付けました。
ケープハードをドライヤーで乾かしたら、グリーンとブラウンの迷彩色をエアブラシのフリーハンドで書き込みます。
グリーン(XF-5フラットグリーン XF-55デッキタンを2:1)ブラウン(XF-64レッドブラウン)
迷彩を吹き終わった時点で、下地から「マホガニー色サーフェイサー」「シリコンバリアー」「アクリルイエロー」
「ケープハード」「迷彩色グリーン&ブラウン」の5層で塗り上がっています。

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ヘアスプレー技法
アクリル塗装の下地に吹いたヘアスプレーの主材料はエタノールなので、水に反応し溶ける性質があります。
なので塗装面に水をつけると、染み込んだ水と反応し塗装が下地ごと剥がれます。
その効果を利用し、迷彩色の退色感を表現しました。
作業は極端に剥げさせないように少量の水で反応を見ながら進めました。
剥がし作業が終わったらドライヤーで水分を乾かし、それ以上剥がれるのを止めます。

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チッピング
シリコーンバリアーを塗った事で、塗装が剥げやすく傷が簡単に付きます。
剥げた塗装の下にはサーフェイサーのマホガニー色が露出するので、筆塗りで表現できない小さく鋭角のエッジのある傷を表現することができます。
作業はワイヤーブラシ、デザインナイフ等で行いました。

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デカール
クレオストップコート光沢を吹き、表面塗装の保護を行ってからデカールを張ります。
このキットの砲塔番号は凸凹したパーツにかかる部分があり、フィットさせる手間がかかります。
凸凹にデカールをフィットさせるため、綿棒を水で湿らせ家庭用アイロンに押し付け熱した綿棒を使いました。
熱した綿棒を押し当てると柔らかく変形し、凸凹面にフィットします。
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スミ入れ、ウェザリング、雨だれの書き込み
クレオスウェザリングカラーを各色使い、スミ入れと縦方向の色ムラを加えます。
スミ入れは細い筆を使い、はみ出さないようにピンポイントを狙って行います。
表面に色ムラを加える際は溶剤で薄くし、濃いまま広範囲に塗るのは避けます。
表面に濃いまま塗ったり、スミ入れが必要部分以外にはみ出すと模型全体の彩度が落ちて、暗い出来上がりの模型になります。

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雨だれはウェザリングカラーを皿に取り、少し溶剤を飛ばした濃いめのものを使い、細かく書き込みます。
太い雨だれの跡はスケール感を損ないますので、太くならないように慎重に書き込みます。
書き込んだ後に乾いた平筆でなぞりぼかすと自然な感じが出ます。

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泥汚れ
車体下部、転輪にはクレオスウェザリングペーストを乾燥させた砕いた自作ピグメントをまぶし、泥汚れとしました。
溶剤で臼杵溶いたペーストで下地を作り、そこに2色以上のピグメントをかぶせ、アクリル溶剤を筆で散らし固定しました。

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車体仕上げ
車体上面の隅にピグメントをまぶし、アクリル溶剤を散らしてランダムなホコリ汚れとしました。
ウェザリングペースト、ウェットクリアーを使い油シミを置き情報量を増やしました。
全体にアクリル、フラットクリヤーを吹き車体完成としました。
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飾り台
圧縮材MDFの台を使い、水性ニスで塗り仕上げ。
MDFは塗料を吸いやすいえ、必ず目止めしてから塗ります。
今回はとの粉を使いました。
塗装~ペーパー掛け~塗装を三度ほど繰り返し、艶あり仕上げとしました。


安い木工用刷毛をばらし、その毛を草色に染め植え込みました。
ジオラマでよく使われる麻ひもは、植えたあと縮れが目立ちますが、刷毛はまっすぐなので植えたあと見栄えが良く
感じます。
スチロール版を使い地面とし、そこに草を植えこんだあと、はさみを縦に入れ草先を自然に見えるように整えました。
草のところどころのにドライフラワー化させたスモークグラスを混ぜています。
履帯で踏まれた部分は、草とペーストを混ぜ塗りつけ、ウェットクリアーで仕上げました。




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非公開コメント

中々新しい技法がマスターできません。
製作データーが大変参考になります。
塗装を5層も重ねると、剥がし作業で変化していく作品の
複雑な様子を見てみたいですね。
面白そうです。

店主様

撮影と編集作業ありがとうございます。
草原の雰囲気、うまく撮っていただいてますね。

ヘアスプレーはアクリル塗装の間に仕込みましたので、下側にも影響があるかもと心配しましたが大丈夫でした。
剥がれのコントロールが難しそうですが、積極的に使って行きたくなる技法ですね。
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加古川市でミリタリーをメインに品揃えしています。

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