ヘッツァー 中期生産型(ギャラリー58)
タミヤ ミリタリーミニチュアシリーズ No.285
1/35 ドイツ駆逐戦車 ヘッツァー 中期生産型
第1装甲軍 独立第744戦車駆逐大隊 第2中隊 所属車両 1945年
製作:セモベンテ様
以下、ご本人様よりの解説です。
塗装
組み立て後、 ファインサーフェイサー L (ライトグレイ) を吹き、その後フリーハンドにてエアブラシで三色迷彩を施しました。
以下タミヤアクリル塗料を使用。
イエローはXF-59デザートイエローとXF-2フラットホワイトを1:3
グリーンはXF-5フラットグリーンとXF-55デッキタンを1:1
ブラウンはXF-64レッドブラウンとXF-55デッキタンを1:1
明度を明るく保つため、塗り上がりが薄く感じる程度で塗装を切り上げました。
乾燥後デカールを張り、クレオストップコート光沢にて基本色をコート。
光沢(半つや)コートを使うと、その後の工程で使うウェザリングカラーの伸びがよく、ふき取りやすくシミにもなりにくいのでオススメです。
クレオスウエザリングカラーにて細部のみのスミ入れ→傷チッピングをタミヤアクリルカラーで書き込み→ウエザリングカラーにて雨だれ等縦筋を表面に書き込みと全体の汚しに進みます。
傷をエナメル系で書き込むと、その後の全体の汚しで使うエナメル系のウエザリングカラーで消えたりボケたりします。
アクリルカラーで書き込むと細部の傷が最後までシャープに残ります。
泥汚し
クレオスウエザリングペースト「マッドブラウン、マッドホワイト」を使い、下回りや転輪の奥にまず薄めた状態の物を塗り汚れのベースを作ります。
その上に、少し乾かして硬めになったペーストを固めの筆に取り、それを弾いてしぶきを重ねて泥汚れを表現しました。
一部にウエザリングペーストを乾かし、粉上に砕いたものをまぶしました。付けたい部分を先に溶剤で湿らせ、その上に振りかけるだけで定着します。
フュギュア
「タミヤ ミリタリーミニチュアシリーズ No.357 ドイツ突撃工兵チーム ゴリアテセット」より二体を選びました。
服のベース部分はアクリルガッシュで塗装。ベース以外はタミヤエナメルカラー。肌部分は油彩。
ベース色よりやや明るい色で軽めにほんの少しドライブラシすると服のシワの凸部分が強調されて把握しやすくなります。そのシワの凸部分をドライブラシに使った明るい色でなぞり、服のシワの凹み部分にベース色より暗い影を溶剤で薄めに溶いてスミイレのように差し入れます。
銃のスリングは釣り用の板オモリを使用。
ベース
飾り板は400番サンドペーパー→との粉→水性ニス→400番パーパー→水性ニス→400番ペーパー→水性ニスで仕上げました。
スチレンボードの上に木粉ねんどで全体の土台をつくました。
木は針金で基本形をつくり、肉付けと表面の凸凹付けは木工パテ。
先端にドライフラワーを接着、全体を茶色の少し入ったグレーで塗装。ウエザリングカラーこげ茶でウオッシング。
表面にタミヤの「ウエザリングマスターAセット」のサンド、ライトサンドをこすりつけました。
先端のみに濃い目の木工ボンドを付け、鉄道模型用パウダーリーフ(ジョルダン社・ノッホ社)をまぶし葉の表現としました。
車体
追加の改造はライトコード追加、機銃の銃口開け、溶接跡表現。
歩兵の潜むヤブはパウダーを付けたドライフラワーを植え込み作成。
ヤブの地面は自然素材のほうきを刻み敷き詰め、和紙から切り出した枯葉や鉄道模型用パウダーなど散りばめ、水溶き木工ボンドで固めました。
戦車の周囲の雑草はJOEFIXの草と染めた麻紐を刻んだものを使いました。
JOEFIXの草はとてもリアルで、ボンドで貼り付けるだけで伸びた雑草が出来上がります(周囲に溶け込むよう、麻紐を染めた色を使いエアブラシで塗装しています)
戦車の周囲にもウエザリングペーストを乾燥させた粉をまいて、土の地面を表現しました。
1/35 ドイツ駆逐戦車 ヘッツァー 中期生産型
第1装甲軍 独立第744戦車駆逐大隊 第2中隊 所属車両 1945年
製作:セモベンテ様
以下、ご本人様よりの解説です。
塗装
組み立て後、 ファインサーフェイサー L (ライトグレイ) を吹き、その後フリーハンドにてエアブラシで三色迷彩を施しました。
以下タミヤアクリル塗料を使用。
イエローはXF-59デザートイエローとXF-2フラットホワイトを1:3
グリーンはXF-5フラットグリーンとXF-55デッキタンを1:1
ブラウンはXF-64レッドブラウンとXF-55デッキタンを1:1
明度を明るく保つため、塗り上がりが薄く感じる程度で塗装を切り上げました。
乾燥後デカールを張り、クレオストップコート光沢にて基本色をコート。
光沢(半つや)コートを使うと、その後の工程で使うウェザリングカラーの伸びがよく、ふき取りやすくシミにもなりにくいのでオススメです。
クレオスウエザリングカラーにて細部のみのスミ入れ→傷チッピングをタミヤアクリルカラーで書き込み→ウエザリングカラーにて雨だれ等縦筋を表面に書き込みと全体の汚しに進みます。
傷をエナメル系で書き込むと、その後の全体の汚しで使うエナメル系のウエザリングカラーで消えたりボケたりします。
アクリルカラーで書き込むと細部の傷が最後までシャープに残ります。
泥汚し
クレオスウエザリングペースト「マッドブラウン、マッドホワイト」を使い、下回りや転輪の奥にまず薄めた状態の物を塗り汚れのベースを作ります。
その上に、少し乾かして硬めになったペーストを固めの筆に取り、それを弾いてしぶきを重ねて泥汚れを表現しました。
一部にウエザリングペーストを乾かし、粉上に砕いたものをまぶしました。付けたい部分を先に溶剤で湿らせ、その上に振りかけるだけで定着します。
フュギュア
「タミヤ ミリタリーミニチュアシリーズ No.357 ドイツ突撃工兵チーム ゴリアテセット」より二体を選びました。
服のベース部分はアクリルガッシュで塗装。ベース以外はタミヤエナメルカラー。肌部分は油彩。
ベース色よりやや明るい色で軽めにほんの少しドライブラシすると服のシワの凸部分が強調されて把握しやすくなります。そのシワの凸部分をドライブラシに使った明るい色でなぞり、服のシワの凹み部分にベース色より暗い影を溶剤で薄めに溶いてスミイレのように差し入れます。
銃のスリングは釣り用の板オモリを使用。
ベース
飾り板は400番サンドペーパー→との粉→水性ニス→400番パーパー→水性ニス→400番ペーパー→水性ニスで仕上げました。
スチレンボードの上に木粉ねんどで全体の土台をつくました。
木は針金で基本形をつくり、肉付けと表面の凸凹付けは木工パテ。
先端にドライフラワーを接着、全体を茶色の少し入ったグレーで塗装。ウエザリングカラーこげ茶でウオッシング。
表面にタミヤの「ウエザリングマスターAセット」のサンド、ライトサンドをこすりつけました。
先端のみに濃い目の木工ボンドを付け、鉄道模型用パウダーリーフ(ジョルダン社・ノッホ社)をまぶし葉の表現としました。
車体
追加の改造はライトコード追加、機銃の銃口開け、溶接跡表現。
歩兵の潜むヤブはパウダーを付けたドライフラワーを植え込み作成。
ヤブの地面は自然素材のほうきを刻み敷き詰め、和紙から切り出した枯葉や鉄道模型用パウダーなど散りばめ、水溶き木工ボンドで固めました。
戦車の周囲の雑草はJOEFIXの草と染めた麻紐を刻んだものを使いました。
JOEFIXの草はとてもリアルで、ボンドで貼り付けるだけで伸びた雑草が出来上がります(周囲に溶け込むよう、麻紐を染めた色を使いエアブラシで塗装しています)
戦車の周囲にもウエザリングペーストを乾燥させた粉をまいて、土の地面を表現しました。
コメントの投稿
セモベンテさんの作品は、5~6点常時店内で展示させて頂いており
それを目的で来られるお客様もいらっしゃいます。
殆ど無改造の作品は、大変参考になるとの事です。
次は、Ⅳ号短身砲ですか?期待しています。
それを目的で来られるお客様もいらっしゃいます。
殆ど無改造の作品は、大変参考になるとの事です。
次は、Ⅳ号短身砲ですか?期待しています。
いつも撮影ありがとうございます。
サイト編集お手間おかけしています。
こうしてブースで撮ってもらって、やっと正式に完成した気分になります。
今回はストーリー性を意識して配置しました。
見る人に、なにか伝わればうれしく思います。
タミヤゴリアテの最新3Dスキャンフュギアは素晴らしいですね。
服のシワがくっきりしているのにとても自然な造型なので、さっと簡単に塗るだけでも十分満足できると思います。
人物フィギュアが苦手な方にこそ、最新のタミヤの製品を一度ためしてもらいたいです。
サイト編集お手間おかけしています。
こうしてブースで撮ってもらって、やっと正式に完成した気分になります。
今回はストーリー性を意識して配置しました。
見る人に、なにか伝わればうれしく思います。
タミヤゴリアテの最新3Dスキャンフュギアは素晴らしいですね。
服のシワがくっきりしているのにとても自然な造型なので、さっと簡単に塗るだけでも十分満足できると思います。
人物フィギュアが苦手な方にこそ、最新のタミヤの製品を一度ためしてもらいたいです。